両神山

0800。登頂開始。登頂開始時刻はまぁだいたい予定どおりだけど、四時過ぎぐらいからじじばばの乗った車がどんどんやって来て、どいつもこいつも人がテントの中で寝てるのは見ればわかるだろうに、おかまいなしに大声でしゃべくりやがる。結局、そのままもう一度寝つくこともなく、四時過ぎに目覚めてから六時過ぎには撤収準備のためにシュラフやらを片づけ始めて、七時前にはテントをたたむはめになってしまった。

0843。七滝沢ルートと薄川ルートの分岐点に到着。七滝沢ルートは上級者向けと書いてある。せっかくならそっちにしようと考えてしまった。完全にミスジャッジ。まぁでも、行きと帰りは違うルートにしたいと考えるのは人情だよなぁ。
七滝沢ルートは、急勾配のつづら折れが連続する厳しいルート。分岐点から一キロほど行った時点で、ベンチがあったのでタバコ休憩を取りながら、やっぱり今日は撤退しようと一旦は決心した。でもあきらめきれなかった。よく無事に登って下りてこられたものだと、いまさらながら思う。

1135。山頂まで1.4キロの道案内に到着。あと二時間くらいかかるかなぁ、と思った。ここからは、道が急に険しくなる。まるで昨日の雲取山の悪夢の再現。もうとりあえずどんだけ時間がかかってもいいからゆっくり行こうと考えながら、ホントにゆっくり上った。でも一応昨日と違って日があるうちに下りられるだろうという目算はあった。

1244。山頂到着。とりあえず登るだけは登った。問題はここからだ。記念写真もそこそこに、タバコを一本だけふかして下りることにした。今日はことごとく写真がSサイズだ。

1255。下山開始。もうホント地獄でした。夜のうちに赤城山の麓に移動してしまおうという思いは途中で吹っ飛んで、国民宿舎に泊まれる時間に下りられるかなぁとそればかり考えていた。と言うのも、下り始めに一緒にしばらく歩いた夫婦連れの旦那さんが、赤城山は結構厳しいという話をしてくれたからだ。なんかずっと、涸れた沢のような道を延々歩くことになるらしい。ずーっと尖った石を踏んで歩くことになるので、靴底が減っちゃうよというような話をしてくれた。左膝は完全にガタガタだし、この話を聞いて完全に戦意喪失。最後に七滝沢ルート分岐点に到着してからは、急にペースが上がった。今日は何故か、上りになると足が良く動いた。

1647。やっと下山完了。無性にコーラが飲みたくて、ペプシコーラをごくごく。その後急いで国民宿舎を目指す。
国民宿舎は、なんとか間に合った。でも薬局に行ったりして時間をくってしまったので、いまいちお風呂にゆっくり浸かってる時間がなかった。食事の時間が早いんだよな。普通六時から六時半の間に食事してくれって言うかなぁ。まぁでもかなりおいしかったので満足。かなり食べすぎてしまった。ちょっとこの日記をまとめてから満腹のおなかがへこんだらもう一度お風呂に行こうと思ってたのに、結局遅くなってしまった。明日はゆっくり赤城山に向かうから、朝御飯食べたらお風呂に行こう。檜の露天風呂がとても綺麗で気持ちよかった。もっとゆっくり浸かりたい。

翌朝は、八時半にお風呂の掃除が始まってしまって結局もう一度檜風呂に入ることはできなかった。まぁ、仕方ないか。

[感想]
今日は完全に失敗。ちゃんと登り切れたのが奇跡。無茶な登山はやめよう。明日は絶対に赤城山には登らんぞ。早々にキャンプ場に直行してテントを設営してしまおう。で、久しぶりにちょっとこったキャンプ料理でもするか。