0354。起床。予定より54分遅い。まぁぎりぎり三時台なのでよしとするか。気持ちよく出発しよう。

0505。出発。出発前にGSの空気圧を点検すると、フロントが異常に減っている。一度空気を入れようとしたが何故か入らない。リアは異常なし。もう一回トライするとフロントもちゃんと入った。多分前回の奈良行きの時に高速走行後に減ってたんだろう。ちょっと不安ながら、時間も押してるし出発する。オドメーターは66,127km。R1、R23、名阪国道と走りつないで奈良県へ。

1310。大台ヶ原高原道路に到着。入り口はまだ工事中だったが問題なく通過。しばらく暗い林の中を走ると突然眺望が開けてとてもよい景色。大台ヶ原周辺の山を見下ろしながら、気分よく標高を上げていく。別に登山が目的じゃなくても景色を楽しめる道。ただしまだ道が通行可能になって時間が経ってないせいか、砂利や砂がそこら中に散らばってるので快走とはいかない。結構スローペースで転倒しないように進む。

1340。山頂駐車場到着。この後に日出ヶ岳の山頂で出会ったご夫婦のご主人によると、道路は20キロほどあるらしい。

1355。登山口。バイク用のオーバパンツを脱いで、スパッツをつけてたらこの時間に。最初は気持ちのいい林間散歩コース。笹に囲まれた道をてくてくと。ところどころ雪も残っている。ちょっと歩くと木の階段になった。さらにもうちょっと歩くと山頂らしき所が見える。

1430。山頂到着。山頂のちょっと手前に鹿が何頭かいて、こっちの様子をうかがっている。たった35分で到着と思うと拍子抜け。展望台に登ると大峰の山々が見渡せる。ちょっと春霞がかかってて熊野灘は見えなかったけど、眺望はとても良い。展望で出会ったご夫婦の奥さんが話好きらしく、この辺りの山についていろいろ教えてくれた。大台ヶ原周辺は修験道の行場なので、未だに山頂は女人禁制の山もあるとか。奥さんが、ぜひ大蛇ぐらに寄って行きなさいと勧めてくれた。一時間ほどで行けるらしいし、日出ヶ岳だけでは物足りないので行ってみる事にした。

1500。日出ヶ岳下山開始。道は綺麗な木の階段。自然保護のためにこうなっているらしい。ちょっと下って、またちょっと登る。

1540。いきなり神武天皇の像があったので写真を一枚。反対側では鹿が二頭、なんだかずっとこっちを見てる。

1553。大蛇ぐら到着。絶景!!来て良かった!!奈良の山奥にこんなすごい景色があるなんて全く知らなかった。でもちょっと怖くて足がすくむ。一応鉄の鎖で囲ってあるし、危険はないけどやっぱり下を覗くと怖い。ホントは鉄の鎖の一番低い所まで行って、下を覗き込む写真を撮りたかったけど背中の荷物も重いし、何だか怖くて億劫なのでやめにした。しょせん写真じゃあの迫力は伝わらないし。とにかく日本百名山の最高峰しか眼中になかったので、こんな景色が見られるとは思ってもいなかった。次からは、山頂を目指すだけでなくもうちょっと周辺の情報も調べて行こうと思った。なんにせよあのご夫婦に感謝。

1600。大蛇ぐらからちょっと戻って遅い昼食。帰りはカラカラ谷ルートを通る事にした。結構急に下って登る様だが、そんなに標高差はなさそうなので一時間もかからないだろうと思った。

1631。カラカラ谷到着。やはりかなり急な下りだった。でも距離が短いので膝は痛まない。吊り橋を渡ると、今度は急な上りの階段になった。

1653。山頂駐車場に到着。下山完了。さっきのご夫婦に、大蛇ぐらの事でお礼を言いたかったがもう次の山に行かれたようだった。ちょっと冷えてきたのでそそくさと身支度をして、前回は泊まり損ねた下北山村のキャンプ場を目指す。あそこにはコンビニがあって食料の調達もできるし、温泉があったのでとても楽しみ。

1800。下北山スポーツ公園到着。キャンプ場に行ってみると誰もいない。管理棟も無人なので、とりあえず買物と風呂を先に済ませる事にした。
ここの温泉『きなりの湯』はとても良かった。料金も500円で手頃だし、何より久しぶりの打たせ湯がとても気持ちよかった。大満足。
温泉のフロントでキャンプ場の事を聞くと、向の建物に行けばなんとかなるかもしれないと言われたので行ってみた。料金800円を払ってキャンプ場に案内してもらう。さっそくテントを設営して晩御飯。キャンプ場では何喰っても旨い。キリン端麗生が妙に旨かった。豚肉はちょっと焦げついてしまったけどこれも旨い。次からテフロン加工のフライパンもちゃんと持ってこよう。
お腹もそこそこ膨らんだし、冷え込んできたので22時頃に就寝。

[感想]
今回はホント楽勝だった。大蛇ぐらも見られて大満足。