甲斐駒ヶ岳
6/17
0904。竹宇駒ヶ岳神社の駐車場を出発。久々に松永さんと二人歩き。七丈避難小屋泊なのでシュラフ関係とビール1リットルがかなり重く感じる。いろいろ話をしつつゆっくり歩くが、かなり足が重い。
1153。横手分岐着。一応参考タイムより30分早いのでちょっと自信を取り戻す。
1230。笹平の中盤辺りでランチタイム。今日も山ラーメンと山コーヒー。
1328。ランチ終了。また重い足で歩き出す。
1448。刀利天狗着。やっと今日のゴールが見えてきた感じ。
1533。五合目小屋着。小屋は半ば朽ちていた。立ち入り禁止と書いてあるが、歪んだ扉は一応開くからここでもなんとか寝られない事は無い。でも冬は風が吹き込んでかなり寒そうだ。
ここから先はハシゴ上りの連続で一気に標高を上げていく。背中のザックが重くてかさばるので、邪魔な岩を避けようとしてちょっとヒヤリとした場面も。
1650。やっと七丈小屋に到着。ホットひと息。先着のカップルが居て、オヤジは今日は戻らないかもと伝えるとちょっと困ったような顔をしていたが、テント場の方に移動していった。
クーラーボックスにはビールが冷えていて、料金箱にお金を入れて勝手に飲めるようになっていた。
小屋前の蛇口から水が出ないので、しばらく水源を求めて水場を探索するが見つからない。
それじゃあってんでやっと宴会を始めたのが6時前だったか?ビールで乾杯しながら緩んでいると、オヤジが戻ってきた。なんだか良く分からないが迷惑料だと言って缶ビールを一本づつご馳走してくれたのでありがたいいただいた。

6/18
0405。起床。外はもう明るい。そんなに寒くもない。山頂方面はガスが出ているので、これから気温が上がってガスが晴れるのを祈るのみ。
オヤジがストーブを焚いてくれたので寒くは無かったが、逆にダウンウェアが温かすぎて良く眠れ無かった。
あんまり腹が空いてないが今朝のメニューはグリコのレトルト中華丼。かなりヘヴィだ。コーヒーを飲むと食欲が出てきたので一気に中華丼完食。
0558。山頂に向けて出発。シュラフ関係は小屋前に置いていく。なので今朝は背中が軽い。すぐ上のテント場に昨日のカップルのテントが。静かなのは、もう先に出発したのか?
歩き出すとすぐに雪渓が。半分雪に埋もれた木の間に踏み跡がついているのをトレースして行くので結構歩きにくい。
北の方、雲海の上に顔を出した八ヶ岳が美しい。雲以外に背景がないせいかやけに大きく近くに見える。同様に北アルプスもちょっとだけ見える。はっきりとしたあの形は槍だろう。
0715。御来迎場に到着。ガスはひっきりなしに動いていて、相変わらず今日の天候ははっきりしない。
0805。山頂到着。冷たい風が若干吹いてるので、岩陰でとりあえずお茶で体を温める。北岳が、ガスの切れ間から時々大きく見える。千丈ヶ岳もちらっと見えたが、全体像までは無理だった。
ガスが晴れるのを待ちながら鞠支点に行ってみることにしたが、道が良く分からず、鞠支点すらしょっちゅう見えなくなる始末なので結局諦めた。結構余計にエネルギーを使ったようだ。
0947。どうやら天候の回復が望めそうにないし、下り行程も結構長丁場なのでそろそろ下山開始しないといけない。
1104。七丈小屋に復帰。中でしばらくオヤジと話しながら休憩。
1137。また重い荷物をザックに詰め込んで七丈小屋を後に出発。今度は逆にハシゴ下りの連続。
1216。五合目小屋まで戻ってきた。ここからの上り返しは結構きつそうなので腹ごしらえ。ラーメンのみ。
1314。五合目小屋を出発。まだまだ先は長い。
1503。横手分岐に復帰。参考タイムはあと一時間半。かなり急な下りが続きそうなので、憂鬱。膝が最後までもつだろうか?
1633。長い長い下りをやっと終えて、やっと駐車場に復帰。下山完了。駒ヶ岳神社の吊り橋が見えた時は本当にホットした。
それから蔦の湯で2日分の汗を流した。明日からは千丈、北岳、間の岳と二泊三日の南アルプステント旅の予定だったが、車の中で見たテレビの予報ではどうも天気は下り坂らしい。雨のなかずっと三千メートル近いところを歩き続けるのはつらそうなので、予定を繰り上げてそのまま帰宅することにした。