大山剣ヶ峰達成。剣ヶ峰の両翼はかなり崩壊が進んでいて、かなりスリリングな道だった。



[登頂日]

2007/04/25



[登頂メモ]

0500起床。鳥取駅前のナショナルホテルの窓から外を見てみると、どうも雨は降ってない様子。できるだけ早く出発しようと、いそいそと朝食を済ませて、GSに荷物を載せるために外に出てみると微妙に小雨が。仕方ないのでとりあえずカッパを着込んで出発したのが0610頃か。



0740。大山駐車場に到着。後で歩きだして気付いたが、登山口最寄りの駐車場はもうちょっと先だった。去年の記憶が微妙に残っていたので勘違いしたらしい。


0805。スキー客用の駐車場から歩きだす。去年使った駐車場が見えたとき一瞬しまったと思ったが、まぁ足のウォーミングアップに丁度いいかと気を取り直しまずは大山寺に一直線。
大神山神社の案内板を見て、はてどっちに行ったらいいんだろう??としばらく迷った。結局手持ちの地図と照合して、僧兵コースの途中から上宝珠越えのルートで行けばいいんだろうと判断してやっと前進。
上宝珠越えとは書いてないが、このまま真っ直ぐ行ってしまうと間違いなく夏山登山道についてしまうので、『下山専用』の看板を無視して谷筋のルートを登ることにした。結果的にはこのルート選択は成功。まだ雪が沢山残っているので、最後の数十メートル以外は楽々歩けた。



1010。やっと下宝珠越えのルートに合流。ここからは特に問題なくてけてけ歩く。



1036。ユートピア避難小屋に到着。ちょっとだけ中を覗いてみたが、なかなか綺麗な小屋だった。
さぁ、いよいよ剣ヶ峰だ!!と思ったら『剣ヶ峰縦走路は崩落が激しいため通行禁止です』の看板が!?。2006年度版の日本百名山地図帳にはちゃんとルートが記されているので安心していたのに、ちょっとびっくり。確かに見上げてみると確かにやばそうなルートだ。が、ここまで来ていまさら引き返すわけにもいかない。とりあえずいけるところまで行ってみよう!!と自分を鼓舞して前進。看板どおり、かなり危険なルートで、『帰りはちゃんとここ下れるかなぁ??』と思うような箇所もあったが、やっぱり前進。



1121。やっと剣ヶ峰の頂上に到着。『やっと着いた』という満足感と『帰りどうしよう??』という不安の入り交じった複雑な心境だった。山頂には先客が居て、カメラを構えて雲が晴れるのを待っていた。この人は蒜山周辺の山岳ガイドをしている人だった。しばらく立ち話をしていると弥山の方から二人連れのおじさんとおばさんが現れた。弥山から剣ヶ峰のルートは、去年危険と判断して諦めたルートだったので、年配の人がそっち側からやって来たのは少し意外だったが、後で話を聞いたところによるとおばさんの方は年間300日!!大山を歩いてる大山の主の様な名物姐さんだった。弥山経由で下るか、着た道を戻るかしばらく迷ったが、他の三人は知り合いらしく一緒にユートピア小屋方面に下ると言うので同行させてもらうことにした。



1146。しばらく待っても山頂のガスはどきそうにない。諦めて下山開始。同行者が居るせいか、上りで一度歩いた道だからか、下りはそれほど怖い感じはしなかった。途中、地図には載っていない通称『小砂下り』というショートカットルートを通ったりして、あっと言う間に標高を下げた。



1322。他の三名は特に何か食べている様子もなかったから、きっと下りきってから蕎麦でも食べるつもりなんだろう。せっかく持ってきたラーメンを食べないのもなんだし、結構原も空いていたので、三人にお礼を言ってここで別れることにした。いつもの山ラーメンだが、やっぱり外で喰うインスタントラーメンは旨い。食後の山コーヒーも格別。すっかり満足した。



1409。食事休憩終了。後はひたすら駐車場まで歩くのみ。



1451。駐車場着。下山完了。汗で湿ったシャツを着替えて、今日はどこまで行こうと考えながらとりあえずGSを走らせる。どこか適当なキャンプ場を見つけて、温泉にも入りたかったが、結局出雲市駅前の東横インにチェックインして、今この日記を書いている。明日はひたすら雲仙を目指して走るのみだ。



[感想]

今日はマジ怖かった。そのせいか足も結構疲れてる。でも、短い時間だったが山で出会った人と一緒に歩くのはとても楽しかった。明後日からの九州二百名山巡りが楽しみだ。それにしても、剣ヶ峰へのルートは今後どうなっていくんだろう。意外と、激しい崩落の後に帰って歩きやすい道になったりするかもしれない。また来年のゴールデンウィークにも歩きに来よう。今度は弥山側からのルートに挑戦してみるか。